真ん中に犬

ダート戦をこよなく愛する、短距離ダートおじさんです。

今年デビューの種牡馬達の思い出〜ミッキーアイル編〜

抜群のスタートセンスとスピードを武器に、スプリント・マイル路線で活躍したミッキーアイル号。2つのG1勝利はいずれもマイル戦でしたが、ディープインパクト産駒の中では、スプリントG1制覇に最も近い存在だったのではないでしょうか。(ディープインパクト産駒のスプリントG1馬は未だいません)

 

主戦は浜中騎手でしたが、私にとってミッキーアイルのベストレースは松山騎手が手綱を取った3戦ですね。抜群のスタートセンスがありながら、抑える競馬を試していて勝ち星から遠ざかっていた時期もあったミッキーアイル。1年半ぶりの勝利となった阪急杯では松山騎手が逃げの手を打ってのものでした。その後の高松宮記念スプリンターズステークスではいずれも2着でしたが、この馬の力を出し切る素晴らしい騎乗だったと思います。

 

種牡馬は母方の血統が大事と言われます。ミッキーアイルの母スターアイルは、自身がダート1000メートルで2勝を挙げる活躍をし、産駒の勝ち上がり率も非常に高いです。今年はモーリス、ドゥラメンテの二大巨頭がいるため注目度は薄くなりがちですが、新種牡馬ミッキーアイルいいかもしれませんよ。