真ん中に犬

ダート戦をこよなく愛する、短距離ダートおじさんです。

逃げるウマ、追いかける競走馬

※本記事は筆者ゆういちのガチガチな主観で書いています。ほーんくらいの感じで目を通していただければ幸いです。

 

競走馬といえど本質的には草食動物「ウマ」なわけです。草食動物は、集団で群れを作って行動をします。集団で走っているときは前のウマを追い抜こうとはしません。肉食動物に追われているときは必死に逃げます。つまり、ウマは逃げるような脚質となっているわけです。

 

しかし、競走馬は野生の草食動物ウマとは異なる点があります。併せ馬での調教や実際のレースを通じて、前を走っている馬を追い抜くということを教え込まれるのです。このように、前を走っている馬を追いかける,追い抜くということを学習することで、この能力に長けた競走馬も出てくるかと思います。G16勝の名牝ブエナビスタがまさに、この能力に長けた競走馬でした。

 

一つ前の記事で、ユニコーンステークスのケンシンコウのレースぶりについて書きました。この馬も併せ馬になったり、前に馬がいるといった目標がある方が良い走りをするように見えますね。

 

脚質という観点よりもさらに広い視点で、追いかけるのが得意だとか、併せると伸びるだとか、馬群で揉まれるのが苦手で逃げた方がいいといったような競走馬の特性を知ることは、馬券検討にも役立つかと思います。