チャンピオンズカップ展望〜中心馬不在のレースこそ至高〜
昨年は大本命のクリソベリルが4着に敗れたため、三連単20万越えの高配当となったレース。
とはいえ、戦前はやはりクリソベリル一強の様相が強かったため、本命党ではない人からしたら手が出しにくいレースだったように思います。
今年は中心となる馬が不在なので、上位人気はかなり拮抗することが予想されます。
中京で開催されるようになった2014年からの過去7回は全て良馬場開催で、出走馬は15or16頭でした。今年もおそらく天気が良く、フルゲートでの出走になりそうなので、過去の傾向がそのまま使えそうです。
データをいくつか載せておきます。
●枠順別成績
1枠(0-1-2-9)
2枠(2-3-1-8)
3枠(1-0-1-12)
4枠(1-0-0-13)
5枠(2-0-1-11)
6枠(1-1-1-11)
7枠(0-2-1-11)
8枠(0-0-0-13)
明確に内枠有利なことがわかります。
●馬券内に入った21頭の脚質
21頭中14頭が4角5番手以内でした。
また、4角6番手以降で馬券になった7頭にも共通点がありました。以下4角での内外の位置取りです。
2015年2枠4番サンビスタ(4角最内)
2015年1枠1番ノンコノユメ(4角最内)
2015年1枠2番サウンドトゥルー(4角最内)
2016年5枠8番サウンドトゥルー(4角最内)
2018年7枠12番ウェスタールンド(4角最内)
わかりやすいのは、ノンコノユメやウェスタールンドのように最内から差してきたパターン。サウンドトゥルーのように大外から差してきたパターンでも、4角では内を立ち回っていたことがわかります。中京ダート1800では、とにかく内をロスなく回ることが必須条件となるようです。
●馬券内に入った馬のコース実績
ゴールドドリームは3回、サウンドトゥルーは2回、インティは2回馬券に絡んでいますが、いずれもチャンピオンズカップ初出走時点でのデータを取っています。
中京ダート1800勝ち鞍あり:6頭
同コース初出走:7頭
同コース勝ち鞍なし:3頭
内をロスなく立ち回ることが必須となるコースなので、適性の違いは出やすいかと思います。しかし上記からわかる通り、コース実績はそこまで必須ではありません。
初出走組で馬券に絡んだ馬が7頭もいることから、「実績はないけど中京向き」という馬を見極める力が必要になってきます。