真ん中に犬

ダート戦をこよなく愛する、短距離ダートおじさんです。

小倉記念回顧〜勝敗を分けた4コーナーの捲り〜

今年の小倉記念は、各所でハイペースだったと言われていますが、果たして本当にそうでしょうか。

 

JRA公式が発表している小倉記念のラップタイムは以下の通りです。

 

12.0-10.8-11.3-11.8-12.2-12.2-12.0-11.5-11.7-12.0

 

1000メートル通過が58.1秒ということで割とインパクトはあったかと思いますが、この日は1Rの未勝利戦でレコードタイムが出るような馬場状態でした。中間12秒台も続いてますし、馬場状態を考えるとそこまでハイペースだったとも思いません。

 

問題なのは、4コーナー手前でロードクエストが捲り、ランブリングアレーもそれに付いていった場面です。捲りが得意だとか、長くいい脚を使えるとかだったらいいのですが、二頭ともそういうタイプでもないので、さすがに早仕掛けだったと思います。道中のペースとしては普通、早仕掛けがあったために結果的に差し決着となった、というのがこのレースの本質と考えています。そのため、先行して大敗してるミスディレクションやサマーセントは、単純に力が足りないか高速馬場適性がないものだと判断しています。

 

それにしてもアールスターと長岡騎手はお見事でした。今回のような中距離だとしても、高速馬場の場合はロードカナロア産駒を抑えておく必要があるのかもしれません。長岡騎手は今年のフェブラリーステークスで、シンガリ人気のケイティブレイブを2着に導くなど、活躍が目立ってきている印象です。

 

個人的には、ずっと狙っていたアウトライアーズの複勝くらいは買っておけばよかったと反省しています。